雲の上の散歩道

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help リーダーに追加 RSS 登山紀行「武川岳と蕨山に登り古希と還暦の仲間を祝う」

<<   作成日時 : 2008/11/20 14:17   >>

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 ☆ 登った日  08年11月1日(土)〜2日(日)
 ☆ 登った山  1日:二子山 焼山 蔦岩山 武川岳 前武川岳
           2日:蕨山 藤棚山 大ヨケノ頭 小ヨケノ頭 金比羅山

 文化の日山行と称して11月3日に日帰りの山歩きを昨年までに十年続けてきた。そのうちに仲間が還暦を迎えるようになり、その年には還暦祝賀山行の冠をかぶせて山に登ってきた。
 第一回文化の日山行の仲間は四人で、その中の最年長のHさんが今年古希を迎えられたことから、十一回目の文化の日山行はHさんの古希と、Kさんの還暦をお祝いし、文化の日山行の掉尾を飾ることとした。古希と還暦を祝う色紙(材料は白布)と、お二人以外の参加者向けの色紙(通常の厚紙製)に仲間全員が寄せ書きする時間を確保するため、一泊二日の山旅にした。
 この山行の計画は、一日目が芦ヶ久保駅から二子山、焼山、武川岳を縦走し、名栗村の名郷に下って西山荘に泊まり、二日目は名郷から蕨山に登り、尾根を歩いて日帰り温泉のさわらびの湯に下山し、入浴して帰るというものである。

 11月1日
 西武鉄道の芦ヶ久保駅に8時40分に着く。電車が空っぽになるほど、ほとんどの乗客が降りたため、改札口に長い行列ができた。すべての乗客がハイキングスタイルである。駅前広場に出て分かったのだが、この日は西武鉄道がハイキング大会を催していたのである。鉄道会社もこうしたイベントで休日の乗客集めをしているのだろう。いずれにせよ、この大群が我々と同じルートを取るとすれば、山は大入り満員で予定通り歩くことができなくなること必至であるが、幸いなことに我々と同じルートを採ったのは数人に過ぎず、静かな山歩きが出来た。多分、ハイキング大会は日向山方面で、そちらはずいぶん賑やかであったに違いない。
 駅から少し離れた道の駅で登山準備をする。天気は予想より回復が早く、好天が期待できそうである。9時ちょうどに、元職場山岳会会長のTさんの先導で出発する。鉄道線路の下を潜り抜けると、我々はすでに山の中にいた。登山道に沿って沢が流れ下っている。地図には兵ノ沢の名がある。道はなかなかの急坂である。8月末に富士山に登って以来の山登りは結構きついものがある。
 沢を抜けて尾根筋に出ると北よりの冷たい風が吹いていた。かなりの強さである。帰宅後に見た新聞は、木枯らし1号が吹いたと報じていた。木枯らし1号が吹いたとは言え、尾根筋の樹木は青々としており、紅葉はまだまだ先の様子である。
画像 急勾配の道を登りつめると、狭い山頂に出た。二子山(雌岳)である。樹林に囲まれていて、展望は得られない。登頂の証明に山頂写真を撮り、すぐに雄岳に向かった。二子山の名がつけられているように二つの峰の間は切れ込みがあり、一度下ってからほぼ同じ高度を登り返す仕事が待っていた。二子山(雄岳/883m)登頂は11時ちょうどで、駅からの所要時間2時間はコースタイムと同じである。平均年齢は多分60歳を軽く越えているパーティにしては元気なものである。
 この山頂も展望に恵まれていなかったが、山頂からわずかに下ったところに西向きに展望が開けた場所があった。目の前は武甲山である。石灰岩の採掘により露出した山肌が痛々しい。この山を形成していた石灰岩が都市のビルに姿を変えているのだから、都市は自然破壊によって作られるものと言える。とは言え、都市に生活し、その恩恵を受けている人間の一人であれば、武甲山に
「御免ね、仕方がないんだよね。」
と言うしかない。
 ここで昼食にした。食事の前に、持参のお神酒を各自のマイカップに少しずつ注ぎ、Hさんの古稀とKさんの還暦、さらには参加者全員の健康を祝って乾杯する。これが今回の山行における最初のイベントである。食後、雄岳山頂に戻り、記念写真撮影。
 雄岳から次のピークである焼山に向かって出発。山頂からまたまた下りになる。下りきると焼山の手前あたりまでは比較的アップダウンの少ない尾根道になった。いつの間にか、午前中の冷たい北風はやんでいた。
 道がまたまた登り勾配になり、ひとしきり登ると焼山(850m)の山頂であった。この山は二子山より標高は30メートルほど低いが、展望は抜群であった。武甲山はさらに近くなった。それでも発破の煙が見えてから、ドーンと言う爆発音が聞こえるまでにはしばらくの時間があった。
 西方向には秩父の市内の延長上に両神山の稜線が見え、その右手には秩父の二子山の岩峰が秋空に突き上げていた。背丈は少し物足りないが、その体つきはひときわ個性的で存在感があった。

 (写真上は焼山から見た武甲山、下は二子山)(No.336/081120/字数1842)

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